2022.01.20
魔法の数字!?【72の法則】とは

いきなり言い切ってしまいましょう。
不動産賃貸は、「数字」の世界です。
お部屋の賃料/管理費/敷金/礼金/保証金、
専有面積/バルコニー面積/間取り、
最寄り駅からの距離/所要時間、
築年数、、、などなど
日々、多くのお客様がこれらの「数字」に注目して
お部屋探しの重要な検索条件としています。
なぜなら、賃貸物件の価値は、様々な数字によって決定づけられるから。
これは紛れもない事実です。
そんな現実を受け止めて、
今回は、お部屋探しの際や、豊かな生活を送るにあたり
知っておくべき「数字」についてご紹介します。
知っているだけで、お得に物件チョイスができたり、
理想の暮らしができるなら、覚えておかないと損ですよね。
お部屋探し初心者の方、必見です!
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<目次>
・お部屋探しの際に、知っておくべき「数字」
-快適に住む為に必要な、お部屋の広さとは?
-平米? 坪? 畳?
-駅徒歩○分? の秘密
・豊かな生活に向けて、知っておくべき「数字」
-0.005481
-65,000円
-魔法の数字、72
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お部屋探しの際に、知っておくべき「数字」

快適に住む為に必要な、お部屋の広さとは?
結論からお伝えすると、
一般的に、快適に住むことができるお部屋の広さは
単身向けで25㎡、
カップル向けで45㎡、と考えてください。
もちろん、専有面積の形状や、入居者の荷物量によっても状況は異なりますし、
暮らしに求めるもの次第で、快適な広さの体感は千差万別となるでしょう。
とは言え、どんなことも、まずは基準を知っておくことが大切。
目安がないと、膨大な情報の渦に飲み込まれてしまいます。
お部屋探しの一つの基準として、覚えておいて下さいね。
ちなみに、どんな世界にも「相場」というものが形成されますが、
もちろん、不動産賃貸の業界にも「家賃相場」が存在します。
要は、市場に出回る物件の平均的な賃料ですね。
東京エリアでは、上記の単身向け25㎡、カップル向け45㎡を目安として
さらに広い物件は、相場よりも高くなり、
逆に狭い物件では、相場よりも安くなる傾向があります。
当然、細かい地域によって状況は異なりますが、ご参考まで。
平米? 坪? 畳?
お部屋探しの際に出くわす、様々な広さの単位。
改めてここで向き合っておきましょう。
重視する条件は、物件の立地や間取りだという人でも
やはりお部屋の広さは気になりますよね。
基本は、以下の通りです。
1㎡=1mx1m=0.3坪
1坪=3.31㎡
1畳=1.62㎡
「平米」については、大丈夫ですよね?
1㎡(平米)は、1辺の長さが1mの正方形の面積。
つまり、物件情報に「24㎡」と記載されている場合には、
「6mx4m」の広さをイメージすれば良いわけです。
続いて、「坪」。
不動産業界ではおなじみの単位です。
こと賃貸の領域では、あまり目にする機会はありませんが、
大きな物件などで稀に見かけるかもしれません。
1畳は1.62㎡、1坪が3.31㎡なので、
畳2畳分が、1坪だとイメージして下さい。
最後に、「畳」
1畳は、たたみ1枚、1.62㎡。
実は、地域によって畳のサイズは異なりますが
賃貸ではこの数字がベースです。
日本人だと、平米数よりも畳数の方が馴染み深いという人も多いので、
8畳は約13㎡、15畳は約25㎡、といった感じでイメージしておくと
お部屋探しが少し楽になるでしょう。
ちなみに、25㎡程度の1Kの場合、8畳ほどの居間が配置されるケースが多いですね。
以上、ざっくりでも良いので、上記数字をつかんでおけば
物件情報の検索時に役立ちます。
内見に行く前に、広さのイメージが湧くだけでも大きいですよね。
-駅徒歩○分? の秘密
物件情報に記載された、駅から徒歩○分という表示。
これは、「80m=徒歩1分」という計算に基づいたものです。
「不動産会社に都合良く書いているのでは?」
「そんなにや速く歩けないよ」
なんて声も、たまに耳にしますが(笑)
安心して下さい。公正取引委員会のチェックを経た
信頼に足る計算式から算出しています。
「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」に定められたルールなんですね。
私の場合、けっこう歩くのが速い方なのか
「駅徒歩○分」の表示ほど時間を要しません。
でも歩行のスピードは、本当に人によりますよね。
念の為、以下のことには気をつけておきましょう。
まず、「駅徒歩○分」の表示については
起点は駅の「出入口」、終点は「物件の敷地で、最も駅に近い端」で計測しています。
駅ホームまで時間を要する路線や、敷地面積の広い物件などでは、
思いのほか、記載された所要時間とのギャップを感じることになります。
電車から玄関までのドア・ツー・ドアではないことに注意しましょう。
また、急坂などによる歩行速度の低下や、信号の待ち時間などは考慮されていません。
機械的に「分速80m」で道路距離から計算された数字となりますので、
人によっては、結構な早歩きだと感じたり、
大荷物を持った歩行では、記載通りの時間では難しい場合もあるかもしれません。
物件情報の数字は、目安として参考にした上で
実際にご自身で歩いてチェックするのが一番ですね。
道中で素敵なお店を見つけたり、嬉しい発見があるかも!?
豊かな生活に向けて、知っておくべき「数字」
頑張ってお部屋探しをする理由、
それは他でもない、あなたの幸せなくらしのためですよね。
であれば、これから更に豊かな生活を送るために
以下の数字を知っておいて損はないでしょう。
0.005481
この数字、何だか分かりますか?
答えは、厚生年金の受給額を計算するのに必要な数字です。
誰にも等しく訪れる、老後。
あなたが今どれだけ若くても、老後はあっと言う間にやってきます笑
人生100年時代、幸せなくらしについて考えるうえで
年金への理解は不可欠でしょう。
「勤続年数 × 勤続期間中の平均年収 × 0.005481」
この計算式によって、厚生年金の受給額を概算で計算できるのです。
例えば、
「勤続年数20年 × 勤続期間中の平均年収500万円 × 0.005481 = 約54万円(年額)」
といった具合ですね。
65,000円
この数字も、大切なのに意外と知られていません。
答えは、国民年金を満額納めた場合の、月額受給額です。(2022年現在)
20〜60歳まで、こつこつと40年間保険料を支払った場合の年金月額がコレ。
つまり、先程ご紹介した厚生年金と、78万円(65,000円×12ヶ月)を合算した数字が
年金受給額というわけですね。
少なすぎる。。。涙
魔法の数字、72
年金受給額の少なさに愕然としたら、蓄財、そして投資あるのみですね笑
ということで、お金を増やす必要がある世の中で
知っておくべき数字は、72。
これは、投資によって元本を倍増させるのに
何年かかるのか計算できる魔法の数字です。
計算式は、以下の通り。
「72÷金利=お金が2倍になる年数」
72を利回りで割ることで、投資元本が2倍になるまでの年数が分かってしまいます。
例えば、年利4%なら72÷4=18年かかり、
年利7%なら72÷7=10年強かかる、といった計算です。
この数字、「72の法則」と呼ばれ、投資の複利計算で用いられます。
上記の通り、年利4%で複利だと18年のところ、
単利で運用した場合は25年を要するので、複利は7年も運用期間を短縮できるんですね。
アインシュタインが、人類最大の発明と呼んだ「複利」。
改めて凄いパワーを感じます。
以上です。
くらしの不動産では、お部屋探しのお手伝いを通じて、
これからも皆さんの豊かな生活に役立つ、
耳寄り情報についてもお伝えして参ります。
何でもご相談くださいね!